10.6 KROSS×OVER.28 新宿FACE 第1・2部 試合結果
10.6 KROSS×OVER.28 新宿FACE 鈴木 力也が中澤 誠弥をKOで下し第2代キックスーパーバンタム級王座獲得。般若HASHIMOTOが石川 章太郎を逆転KO。新井 惇之がオーガニック菊﨑との死闘を制する。倉光 改はハルゴングに競り勝つ。
次回大会は11/10(日)KROSS×OVER CAGE.4 GENスポーツ大会となり、「キン肉マン」で知られるゆでたまごの作画担当・中井義則の実子である中井光義と190cmを超える長身米軍ファイターRyan Pauleyの一戦や、KROSS×OVER NEW GENERATION CUP MMAバンタム級トーナメント2021優勝の野沢零羽がOmni-Jiujitsuの山本 龍一を迎え撃つ復帰戦などが組まれている。
尚、午前より同会場でKROSS×OVER CAGE.4 アマチュア大会(キック・MMA・グラッブリング)も行われ、以下のURLより詳細の確認と応募が可能である。『11/10 KROSS×OVER-CAGE.4-アマチュア大会詳細』11/10 KROSS×OVER-CAGE.4-アマチュア大会詳細 開催日時:2024年11月10日(日) ◼️大会情報は本ページから随時更新致します。出…ameblo.jp
【第1部試合結果&レポート】
▼第15試合 メインイベント第2代KROSS×OVER PRO-KICK SUPERBANTAM(-55kg)WEIGHT CHAMPIONSHIP TOURNAMENT 決勝戦 タイトルマッチ3分3R(延長1R)
〇鈴木 力也(TEAM MAVROS)
×中澤 誠弥(PITBULL)
※ 鈴木 力也が第2代KROSS×OVER KICKスーパーバンタム級王者に輝く
※3R 1’41”TKO ※右ストレート
※中澤は3R、左フックにてダウンあり
第1部のメインイベントとして、第2代スーパーバンタム級王者を決めるトーナメントの決勝戦が鈴木 力也と中澤 誠弥の間で行われる。初代スーパーバンタム級王者の坂本寿希の戴冠から永らく動かなかったベルトを獲得するのはどちらになるのか!?
準決勝でKROSS×OVER KICKフェザー級の清水俊貴をフルマークで破る番狂せを演じた中澤誠弥と、神田賢吾との激闘を制し、2Rフィニッシュした鈴木力也がぶつかり合う!
1R、正面から圧力をかけ前に出るのは中澤。鈴木は前手のフェイントからローキックで様子を見ている。終盤になってパンチを振るう中澤に対し、鈴木はかわしながらミドルキックを放って行く。
2R、自信を持って前に出始めたのは鈴木。ギリギリの所で中澤の攻撃をかわす鈴木だが、中澤が追いかけながらパンチをヒットさせる場面も。中盤から鈴木のイン、アウトのローキックが効き始め、段々と中澤の身体が流れ始める。それでも中澤は前進を続け、完全にはペースを握らせない。
3R、開始直後の攻防で左フックが交差すると中澤がバッタリと倒れる。明らかにダメージのある中澤が何とか立ち上がると、鈴木はすぐにラッシュを仕掛けるわけではなく冷静にミドルとローで削りにかかる。
後のない中澤は一発逆転を狙って行くが、鈴木は冷静にかわしながら右ストレートを合わせ中澤を完全KO。
連続KO勝利での戴冠となった鈴木は、格闘技を始めるきっかけになった父親への感謝の気持ちをマイクで語った。
▼第14試合 セミファイナル KROSS×OVER PRO-KICK WELTERWEIGHT(-67.5kg)FIGHT 3分3R
〇倉光 改(PITBULL)
×ハルゴング(フリー)
判定3-0 (28:26×3)
※ハルコングは1R、2Rに右ストレートにてダウンあり
※倉光は3R、右ストレートにてダウンあり
1R、開始直後から右ストレートで突っ込むハルコングに対し、倉光は左右のフックで応戦する。ラウンド中盤になると倉光がワンツーを的確に当て始める。ハルコングはブロッキングから強打を狙う展開。このままラウンドが終わるかと思われたが、残り1秒の所で倉光がハルゴングをワンツーでなぎ倒し先制ダウンを奪取する。
2R、インターバル中にダメージが回復したか、ハルコングはガードを高めに上げながら勢いよくパンチを振って行く。ハルゴングの攻撃が若干ヒットする場面もあるが、倉光はヘッドスリップで追撃を許さず、打ち合いの中で右ストレートのカウンターをヒットさせダウンを追加する。ハルコングは何とか立ち上がるも、大分ダメージが深い様子。
3R、ハルコングの攻撃をかわしてワンツーにアッパー、ボディパンチのコンビネーションを放つのは倉光。ハルコングは諦めずに倉光の猛攻を耐えきると、何と残り時間1秒の所で右ストレートを合わせてダウンを奪い返す。
しかしそのままタイムアップとなり、
レフェリーは2度のダウンを奪った倉光の手を挙げた。
▼第13試合 KROSS×OVER PRO-KICK-69kg FIGHT 3分3R
〇大島 渓太郎(PITBULL)
×松澤 拓也(K’GROWTH GYM)
※1R 1’29”TKO ※左ストレート
※松澤は左フックにてダウンあり
1R、開始直後からお互い強振パンチの応酬となる。どちらが倒れてもおかしくないような展開だが、大島が松澤の顔面に左フックを当て先制ダウンを奪う。
立ち上がった松澤に対し大島は再び左ストレートを打ち抜いて試合を終わらせた。
現在BREAKING DOWNでも活躍中の大島だが昨年10月には遠藤健太郎にKO勝利し、参戦後2連続KO勝利となる。
勝利した後、セミファイナルの倉光改とメインイベントのタイトルマッチを控える中澤誠弥に繋げた!とマイクでエールを送り、大島の強さとPITBULL軍団の団結力が際立った。
▼第12試合 KROSS×OVER PRO-KICK FLYWEIGHT(-51.5kg)FIGHT 3分3R
△大久保 峻(修徳会)
△ブラックシーサー颯太朗(TEAM TEPPEN)
判定1-1 (30:29 29:30 30:30)
前戦バンタム級タイトルマッチで星憂雅相手に善戦したが敗れた大久保峻がフライ級に階級を落とし、名門ジムTEAM TEPPEN ブラックシーサー颯太朗がKROSS×OVER初参戦!
1R、大久保は飛び込んでワンツーフックからロー、颯太朗はボディフックに三日月蹴り、カーフキックで大久保の持ち味であるスピードを奪いにかかる。ラウンド終盤に大久保のパンチで若干グラつくのは颯太朗。
2R、大久保は細かいフェイントを織り混ぜながらパンチのコンビネーションでヒット&アウェイを狙って行く。颯太朗は前進して圧力をかけ、カーフキックやボディパンチを的確に当て両者互角の戦いを見せる。
3R、開始からお互い下がらずパンチと膝の攻防。3分間ノンストップで攻撃を出し続ける両者に会場が沸く。
最後までスピーディーな技術戦は両者一歩も譲らずドローとなった。
▼第11試合 KROSS×OVER PRO-KICK -62.5kg FIGHT 3分3R
〇ごりちゅう(AX GYM)
×髙口 賢史郎(K-1ジム五反田チームキングス)
判定3-0 (30:28 30:27 30:27)
キックボクシング4冠王で元世界王者の金沢久幸の実の息子であるごりちゅうがプロデビュー。
1R、身長177cmのごりちゅうは、身長168cmの高口に対し中間距離からテンポよくロー、ミドル、膝蹴りと蹴り技を中心に攻めて行く。髙口はリーチのあるごりちゅう相手に踏み込めず苦戦、何とか前進するもジャブとミドルキックを合わされてしまう。
2R、初回同様に前に出る高口。大ぶりの右フックがごりちゅうの顔を掠める場面も。ごりちゅうはロー、ミドル、膝をヒットさせるが髙口のタフネスに攻め疲れが見え始める。
3R、髙口は大振りの右フックを狙いながらごりちゅうを時折ロープに詰めるも、有効打には至らず。ごりちゅうは抜群の距離感で的確に攻撃を当て続ける。
キックボクシング4冠王で元世界王者の金沢久幸の実の息子であるごりちゅうがプロデビュー戦で見事判定勝ちを収めた。
▼第10試合 KROSS×OVER PRO-KICK SUPERFEATHER WEIGHT(-60kg)FIGHT 3分3R
〇田中 秀汰(PITBULL)
×林 眞平(SOLARE KICKBOXING GYM)
※2R 1’35”TKO ※バックブローにてダウン×2
約1年ぶりに怪我からの復帰戦となる田中秀汰に対するは、7月に行われたKROSS×OVER.26で見事なKO勝利を収めた林眞平。
1R、両者前手を使っての探り合いから始まる。林は器用にスイッチを多用し、田中の距離を外しながら中間距離ではサウスポーの左ミドル、左ストレート、近距離ではオーソドックスでパンチを当てていく。
しっかりとブロックして有効打を許さない田中だが、どうしても後手に回ってしまう展開。
2R、段々と林の右ストレートが当たり始め、ボディも効かせ始める。しかし攻勢を強め前に出る林に田中のバックブロー一閃!これがクリーンヒットし起死回生のダウンを奪う。
これを勝機と見た田中はパンチのコンビネーションから再びバックブローで林をなぎ倒すとレフェリーが試合をストップ。田中が衝撃的な逆転KO勝利を収めた。
▼第9試合 KROSS×OVER PRO-KICK BANTAMWEIGHT(-53kg)FIGHT 3分3R
〇彪羽(チーム小樽コンバット)
×飯田 陸斗(team YU-TO)
※3R 1’8”TKO ※左フックにてダウン×2
1R、彪羽は右ローから左右のパンチで飛び込む。飯田は時折スイッチを混ぜながらリーチを生かした攻撃を遠間から返していく。飯田のサウスポーからの左テンカオに合わせて、彪羽の右ストレートが飯田の顔面を掠める。若干動きの止まった飯田に左フックで追撃。
2R、バッティングで2度試合が止まる程に距離が近くなる。飯田は右ストレートから攻撃を組み立て、一方彪羽はワンツーを多用し手数で勝負か。中間距離で戦いたい飯田と、近距離で撃ち合いたい彪羽。互いに攻撃を当てつつも一歩も引かずペースを握らせない。
3R、サウスポーからの飯田の左ミドルに左フックを合わせ、ぐらつかせた彪羽。ここぞとばかりにラッシュを仕掛け、ダウンを奪う。
立ち上がるもダメージが深く防戦一方の飯田に対し彪羽はすかさず距離を詰め、アッパー、フック、ストレートとパンチをまとめて2度目のダウンを奪い、試合を終わらせた。
▼第8試合 KROSS×OVER PRO-KICK FEATHERWEIGHT(-57.5kg)FIGHT 3分3R
〇ナオト(AX GYM)
×野口 淳寛(J-krang)
判定3-0 (30:28 30:28 30:27)
1R、ナオトは左ストレートを連発し、何度も野口の顔面を捕える。野口はサウスポー相手に距離が掴めず苦戦するが、中盤になると野口が右フックを合わせる場面が増えて来る。
2R、開始直後から野口にドクターチェックが入る。パンチを被弾し続けたことにより両目が腫れ始めている野口に対しキックとジャブを増やして攻撃の幅を出してきたのはナオト。野口は近づくことが出来ずに空振りが目立つ。
3R、開始すぐに野口が放ったキックがローブローとなり、試合が止まる。再開後、逆転を狙い前進する野口に左ミドルからの膝蹴りをナオトは放って行く。しかし両者疲れも見え始め決定打がないまま試合終了。
有効打の差で大きく上回ったナオトが判定勝利を挙げた。
▼第7試合 KROSS×OVER PRO-MUAYTHAI -58kg FIGHT 3分3R
〇怜虎(PITBULL)
×ウォーム ONE LINK(ONE LINK)
判定3-0 (30:28×3)
1R、怜虎はインロー、左ミドル、右ストレートで距離を詰める。一つ一つの攻撃にキレがある。ウォームはどっしりと構えて攻撃を受け止める。まだお互いにクリーンヒットは見られない。
2R、ウォームは怜虎の膝に足を置き、腕へのミドルでストッピング。ウォームをロープに張り付け続ける怜虎だが、ディフェンスが上手いウォームに決定打は打ち込めず。
3R、怜虎が前進するとウォームは首相撲の形で応戦。蹴りをキャッチして相手を吹っ飛ばす場面も見せるウォームだが、レフェリーは最後まで攻めの姿勢を見せ続けた怜虎を支持した。
▼第6試合 KROSS×OVER KICK Sクラス -62kg FIGHT 3分2R
×愛斗(LIBERTAD/AX GYM)
〇YOSHIHIRO(teamYU-TO)
※1R 2’18”KO ※右ストレートにてダウン×2
▼第5試合 KROSS×OVER KICK Sクラス -67.5kg FIGHT 3分2R
〇宮腰 純樹(KSR GYM)
×シュクルロエフ・スンナ(ウズベキスタン共和国/Battle Field)
※1R 1’44”KO ※右ストレートにてダウン×2
▼第4試合 “次世代のスターを探せ!” (株)東雲ConnecT presents KROSS×OVER KICK3大決戦
KROSS×OVER KICK -52kg FIGHT 3分2R
〇大久保 祐(修徳会)
×東山 廉(Club TOSHI)
※1R 1’24”KO ※パンチ連打 東山は右ストレートにてダウンあり
▼第3試合 “次世代のスターを探せ!” (株)東雲ConnecT presents KROSS×OVER KICK3大決戦
KROSS×OVER KICK Sクラス -55kg FIGHT 3分2R
△塚田 翔(TOP LEAD GYM)
△松﨑 光輝(北眞舘)
判定1-0
※松崎は1R、左フックにてダウンあり
※塚田はホールディングにて減点1あり
▼第2試合 “次世代のスターを探せ!” (株)東雲ConnecT presents KROSS×OVER KICK3大決戦
KROSS×OVER KICK Sクラス -55kg FIGHT 3分2R
〇菅野 真央(TSK Japan)
×竹中 悠獅(鍛錬会)
判定3-0
▼第1試合 KROSS×OVER MMA Sクラス -70.3kg FIGHT 3分2R
×オカハン バラ(アイルランド/リーブルロア)
〇山市 雄太(GLORIA MMA GYM)
※1R 2’41”一本 バックチョーク
▼オープニングファイト第3試合 (株)イサミpresents ジュニアムエタイスーパーファイト3大決戦
JUNIOR-MUAYTHAI -40kg FIGHT2分3R ※肘・防具無し
〇中村 陸人(AX GYM)
×松﨑 双獅(北眞舘)
判定2-1
▼オープニングファイト第2試合 (株)イサミpresents ジュニアムエタイスーパーファイト3大決戦
JUNIOR-MUAYTHAI -37.5kg FIGHT 2分3R ※肘・防具無し
〇高橋 英雄(AX GYM)
×小池 隼斗(Refre’K)
判定2-0
▼オープニングファイト第1試合 (株)イサミpresents ジュニアムエタイスーパーファイト3大決戦
JUNIOR-MUAYTHAI -36kg FIGHT2分3R ※肘・防具無し
〇平野 裕典(修徳会)
×糸永 壮次朗(D-BLAZE)
判定3-0
【第2部試合結果&レポート】
▼第15試合 メインイベント KROSS×OVER KICK -62.5kg FIGHT 3分3R
〇般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺)
×石川 章太郎(GRIT)
※3R 0’41” TKO 右フック
GLADIATOR武士道キックフェザー級王者を獲得し、KNOCK OUTを主戦場に戦ってきた般若HASIMOTOがKROSS×OVERに初参戦。対するはKROSS×OVERの悪童 石川章太郎。
互いに高いKO率を誇り、今回の試合も完全決着が期待される瞬き厳禁の一戦となりそうだ。
1R 互いにサウスポー。般若のふくらはぎ目掛けて、石川のカーフキックが走る。早々に効いた素振りを見せるも、般若もパンチで前に出る。カーフ、左ミドルと上下に蹴り分ける石川。打ち合いの中でコンパクトに右フックを当てた石川が、追撃でカーフキック。石川の攻撃力と上下の打ち分けが目立ったラウンドだが、般若もカーフキックを繰り出し、一歩も引かない気持ちを見せる。
2R 石川の飛び込んでのワンツーが般若の頬を掠めるが、般若の右フックも石川の顔面を捉える。近距離での打ち合いは般若の土俵か。石川も引かずに打ち合う。
ローブローで中断後、バッティングで再度中断。いずれも石川は苦悶の表情を見せる。
3R石川の左ミドルを機に、最終ラウンドにふさわしい激しい打ち合いが始まる。大振りの石川のパンチに対して、般若がコンパクトに右フックを合わせると、顎を打ち抜かれた石川がダウン!そのまま立ち上がることができずに、般若の衝撃KO勝利となった。
KROSS×OVER初参戦にしてメインイベント、石川章太郎相手に衝撃的なKOで勝利を飾り、ビックインパクトを残した般若。試合後のマイクではKROSS×OVERのタイトル挑戦をアピールした。
▼第14試合 セミファイナル KROSS×OVER PRO-KICK WELTERWEIGHT(-67.5kg)FIGHT 3分3R
×オーガニック菊﨑(ベストキッド東京)
〇新井 惇之(カスタム)
判定0-3 (25:29 25:29 25:28)
※菊崎は1Rに右フック、2Rに右ストレートとパンチ連打にてダウンあり
1R、サウスポーの菊崎は遠い距離から左ストレート、新井はパワフルなパンチで迎え撃つ。コーナーに詰まった菊崎に右フックを叩きつけた新井が先制ダウンを奪う。そのまま距離を詰めて追う新井が有利と思われたが、打ち合いの中で菊崎の右フックがヒット。グラついた新井に菊崎がパンチの連打を見舞う。ダメージは明らかに新井の方が深い様子。
2R、正面から突っ込む新井に菊崎の左ストレートが何発もヒットし、新井の目尻から出血する。それでも前に出続ける新井に菊崎は手を焼きながらもパンチを打ち込む。普通なら倒れてもおかしくないが、新井のタフネスが際立つ展開に。
3R、新井の出血に対してドクターチェックが入るも試合再開。試合を止め前に終わらせたい新井はパンチラッシュで攻勢を仕掛け、右ストレートでダウンを追加する。
立ち上がる菊崎に新井のパンチ連打で更にダウン追加。菊崎も最後の力を振り絞ってパンチを返す。両者鮮血で顔が赤くなり、力尽きたように試合終了。
ダウン数でリードした新井の判定勝ちとなるも、菊崎の最後まで諦めない気持ちも光った名勝負であった。
▼第13試合 KROSS×OVER PRO-KICK FLYWEIGHT(-51.5kg)FIGHT 3分3R
×平原 陸(TRY HARD GYM)
〇星 幸樹(IDEAL GYM)
判定0-3 (29:30 28:30 28:30)
1R、星はサウスポーからの左ミドルとインローで距離を取り深追いはしない。平原は星の攻撃に割り込むように右ストレート、三日月蹴りで星の動きを止めにかかる。
2R、星は奥脚のローキック、飛び膝蹴りも織り交ぜる。距離が近くなりバッティングで試合が止まる場面も。近距離でパンチの手数勝負に持ち込みたい平原だが、星は身体を預けてそれを許さない。
3R、お互いに手数を増やして試合を動かしに行く。ラウンド終了間際に両者の顔が跳ね上がるシーンがあるも、決定打とまではいかず。
手数と勢いで攻勢をより印象付けた星が、若手テクニシャン対決を制した。
▼第12試合 KROSS×OVER PRO-KICK -56kg FIGHT 3分3R
〇朝日 彗仁(TARGET SHIBUYA)
×神谷 勇輝(サンライズジム)
判定3-0 (27:26 27:26 28:27)
※神谷は1Rと2Rに右ストレートにてダウンあり
※朝日は2R、左フックにてダウンあり
1R、パンチスタイルの朝日に神谷のカーフキックが何度もヒット。朝日はカットせず打ち合いに持ち込み右アッパー→左フック→右ストレートのコンビネーションでダウンを奪う。
2R、開始から朝日の猛攻に神谷も応戦するが、綺麗な右ストレートを貰い再びダウンを喫する。しかし、コーナーに張り付けられながらも要所要所で打ち返す神谷は左フックを振り抜いてダウンを奪い返す。今度は神谷がパンチラッシュを仕掛けると、カーフキックも効き始め朝日はピンチを迎えるが、何とかラウンドをしのぎ切る。
3R、左右のフックで倒しにかかるのは神谷。ダウン数で優勢な朝日は下がってしまうが倒れるわけにはいかない。満身創痍の朝日に最後まで強振パンチで追いかける神谷。
終盤は神谷が優勢に試合を進めたが、序盤にKO寸前まで神谷を追い詰めた朝日が逃げ切る形で勝利を挙げた。
▼第11試合 KROSS×OVER GIRLS KICK -50kg FIGHT 2分3R
〇Rajina Bista(Nepal Erawan muaythai fight gym)
×村田 萌衣(team NOVA)
判定3-0 (29:27×3)
※Rajinaは蹴り足キャッチからのアタックで減点1
1R、Rajinaは村田の蹴りをキャッチしてからの攻撃を連発してしまい、減点から始まる。それでも上下に散らす右ストレートが冴えるのはRajina。村田が効いた素振りを見せロープに詰まるシーンも。
2R、村田もパンチで前に出るが、Rajinaの前進は止まらない。左右のパンチからブラジリアンキック、強烈なボディストレートも放って行く。村田はこのラウンドも耐えながら攻撃を返していく展開に。
3R、村田はカーフキックでRajinaの前進を止めにかかる。Rajinaは構わず上下にパンチを打ち分け、ハイキックで攻め続ける。村田もハイキックやパンチを打ち返すが、空を切る。試合の結果は減点がありながらも、超攻撃的なスタイルで会場を盛り上げたRajinaが勝利。定期参戦が期待される。
▼第10試合 KROSS×OVER PRO-GIRLS KICK ATOMWEIGHT(-45kg)FIGHT 2分3R
〇坂上 りま(岡澤道場)
×傳法 里帆(GRES 8Mile GYM)
※1R 0’44” TKO パンチ連打
互いにプロデビュー戦。坂上はアマチュア戦績9戦6勝2敗1分。傳法は第53回、58回K-1アマチュア K-1チャレンジ Bクラス 女子 -50㎏ トーナメント優勝等、互いにアマチュアでの実績を持つ者同士の一戦となる。
1R、左右のローキックで攻める傳法。嫌がる素振りを見せるも、後ろに引かずスピードのあるパンチラッシュで迎え打つ坂上。
坂上の連打の数発が顔面を捉え、棒立ちになったところにパンチから膝蹴り。更にパンチの連打を見舞い、左フックが傳法の顔面を綺麗に捉えた所でレフェリーがスタンディングダウンを宣告。ダメージの深さを見たレフェリーが試合をストップ。
坂上りまが衝撃ノックアウトでプロデビュー戦を白星で飾った。
▼第9試合 KROSS×OVER PRO-KICK-61kg FIGHT 3分3R
△野川 寛人(K-1ジム川口SIRIUS)
△生野 逸晟(ウィラサクレック三ノ輪)
判定0-0 (28:28×3)
※生野は1R、左フックにてダウンあり
1R、両者正面に立ち、近距離で勝負をしかける。打ち合いの中で先制ダウンを奪ったのは野川。勝機と見た野川は上下左右に散らしパンチラッシュを仕掛ける。生野は万事休すかと思われたが、被弾しながらもパンチを返して終盤には押し返す展開。
2R、ワンツーからローキックで反撃するのは生野。野川も攻め疲れの中、パンチで押し返す。徐々に生野のパンチが当たり始めると野川の顔が出血で赤く染まる。生野のボディパンチとキックも当たり始め、勝負の行方が分からなくなって来る。
3R、開始から両者共に被弾覚悟でパンチの応酬。意地のぶつかり合いで一歩も退かない。
死闘の結果は、初回でダウンを奪った野川に生野の猛攻が追い付いてドローとなった。
▼第8試合 KROSS×OVER PRO-KICK -65kg FIGHT 3分3R
△佐藤 浩樹(KICK DIET吉野町)
△本間 健一(ウエストスポーツジム)
判定1-0 (28:27 28:28 28:28)
1R、本間は右ミドル、佐藤はサウスポーからの左ロングフックで試合を組み立てる。距離が遠く、両者共にまだ有効打はない。
2R、佐藤はインローを混ぜるが、距離が近くなったところで本間の右フックが炸裂しダウンを喫する。
立ち上がった佐藤は左ストレートで応戦、本間は追うことなく右ミドルと左右のパンチでペースをつくる。ラウンド終了間際、踏み込んだ本間に佐藤は左フックを合わせてダウンを奪い返す。
3R、両者の大きなパンチが交差する。3分間ノンストップで打ち合う激しい打ち合いの末、結果はドローとなったが、今後に期待の持てる両者に大きな声援と拍手が送られた。
▼第7試合 KROSS×OVER PRO-MUAY THAI -66kg FIGHT 3分3R
〇アキトオーチャロンチャイ(AKT MUAY THAI GYM)
×土屋 信志(フリー)
※2R 1’00” TKO 膝蹴りにてダウン×2
※土屋は1R、膝蹴りにてダウン×2
1R、パンチの攻防から距離を詰めてアキトは土屋を首相撲の形で捕らえ、膝と肘を連打。
上手く対処ができない土屋は防戦一方となり、ボディに膝を突き刺されてたまらずダウン。その後も亀になって耐える土屋にレフェリーは再びダウンを宣告する。
2R、土屋は組まれないようにワンツーを連打、しかしながら初回と同じ展開でアキトの首相撲に捕まり、膝蹴りにてダウン。立ち上がる土屋に容赦ない膝蹴りの嵐をお見舞いし、アキトがレフェリーストップを呼び込んだ。
▼ 第6試合 KROSS×OVER PRO-KICK -68kg
FIGHT 3分3R
〇乾 秀人(BANG BANG GYM)
×畑中ウルフ(ロンリーウルフ)
※1R 0’44” TKO 左ストレート
1R、開始から乾の強烈な左ミドルで吹き飛ぶ畑中。負けじと突っ込む畑中に左ストレートを打ち抜くと転がるようにダウン。
そのまま立ち上がれない畑中を見てレフェリーが試合を止めた。
この勝利でプロデビューから3戦3勝(3KO)となった乾。
今後のウェルター級前戦に食い込むことに間違いないだろう。
▼第5試合 KROSS×OVER KICK Sクラス -60kg FIGHT 3分2R
〇YUKINORI(フリー)
×安田 貢志(ROAD MMA GYM)
※1R 1’35” TKO 右ストレートにてダウン×2
▼第4試合 KROSS×OVER GIRLS KICK Sクラス -50kg FIGHT 2分2R
〇小山 美咲(修実館/BRING IT ONパラエストラAKK)
×江口 恵(チームティアラ)
判定3-0
▼第3試合 “次世代のスターを探せ!” (株)東雲ConnecT presents KROSS×OVER KICK3大決戦
KROSS×OVER KICK Sクラス-54kg FIGHT 3分2R
〇藤巻 心(藤巻激場)
×田中 康友(team KIZUNA田川本部道場)
※1R 1’44” TKO 左ストレート
▼第2試合 “次世代のスターを探せ!” (株)東雲ConnecT presents KROSS×OVER KICK3大決戦
KROSS×OVER KICK Sクラス -50kg FIGHT 3分2R
〇本間 陸斗(TRY HARD GYM)
×桐生 颯(ロデオスタイル)
※1R 1’15” TKO 三日月蹴り
▼第1試合 “次世代のスターを探せ!” (株)東雲ConnecT presents KROSS×OVER KICK3大決戦
KROSS×OVER KICK Sクラス -52kg FIGHT 3分2R
〇小川 律輝(TRY HARD GYM)
×落合 靖将(モテるジム)
※2R 1’11”KO パンチ連打にてダウン×2
▼オープニングファイト第3試合 (株)イサミpresents ジュニアムエタイスーパーファイト3大決戦
JUNIOR-MUAYTHAI -43.5kg FIGHT 2分3R ※肘・防具無し
×藤巻 凱(藤巻激場)
〇OGA(MIYABI GYM)
判定1-2 ※藤巻が放った偶発的な後頭部への攻撃の為、負傷判定を行った
▼オープニングファイト第2試合 (株)イサミpresents ジュニアムエタイスーパーファイト3大決戦
JUNIOR-MUAYTHAI -41kg FIGHT2分3R ※肘・防具無し
×京極 蓮(teamAKATSUKI)
〇ハルク・チャロンチャイ(team kuntap)
判定0-3
▼オープニングファイト第1試合 (株)イサミpresents ジュニアムエタイスーパーファイト3大決戦
JUNIOR-MUAYTHAI -33kg FIGHT2分3R ※肘・防具無し
×大牙 虎男(ノーナクシン東京)
〇石井 誠(MIYABI GYM)
判定0-3