7.2 KROSS×OVER-EXTRA.4- 試合結果&レポート

KROSS×OVER-EXTRA.4-
2023年7月2日(日)

大久保峻が星野航大を1年越しの戦いを1RリベンジKOで下し、現王者 星憂雅の持つKROSS×OVER KICK -53kgバンタム級王座への次期挑戦者へ決定。星拓海はハイレベルな攻防の末、判定でRyusei.を下す。野村リトル知生が中澤誠弥を左フックで3RKOでの金星!NANAが復帰戦を勝利で飾る!
次回大会は8/13(日)『KROSS×OVER.22』〜FEEL THE HEAT FIGHT OF SUMMER〜大田区産業プラザPIO大会を開催!

見事勝利し、大久保 峻(修徳会)次期王座挑戦権トーナメントを優勝した現王者KROSS×OVER KICK-53kgバンタム級王者の星 憂雅(IDEAL GYM)と10/22(日)『KROSS×OVER.23』新宿FACE大会でタイトルマッチが決定!

・第22試合メインイベントKROSS×OVER KICK -53kg級王座 次期挑戦者決定トーナメント決勝戦 3分3R
×星野 航大(TORNADO)
〇大久保 峻(修徳会)
1R 2’8” KO ※左フック 
※星野は1Rに左フック、右ストレートでダウンあり
本来、工藤 勇樹(エスジム)が保有するヘビー級王座への挑戦権を賭けたトーナメントの決勝戦が中平 卓見(北眞館)と真島 達也(BANG BANG GYM)の間で行われる予定であったが、中平の練習中の負傷により中止の為、KROSS×OVER KICK -53kg級王座の次期挑戦者決定トーナメント決勝戦が本大会のメインイベントになった。
1R、開始から前に出て圧力をかけてきたのは星野。一回り小柄な大久保は足を使って正面衝突を避ける。
鋭いパンチとローキックを放つ星野がこのままダメージを蓄積させて行くと思われたが、何と大久保の左フックで星野がダウン! 星野はまさかの表情。

星野は立ち上がるが、ダメージがあると判断した大久保は一気に距離を詰めて右ストレートでダウンを追加する。
何とか立ち上がった星野は距離を取りダメージの回復を図りたいところだったが、大久保が追いかけての左フックで3度目のダウンを奪い試合を終わらせた。

昨年KO負けを喫している相手から、今度は逆にKO勝ちを収めた大久保は歓喜の雄叫びを上げる。そして現チャンピオンの星憂雅がリングインすると、見事アップセットを起こしKROSS×OVER KICK -53kg級王座への次期挑戦者となった大久保とお互いに好戦を誓い合った。

・第21試合セミファイナル KROSS×OVER PRO-KICK -53kg FIGHT 3分3R
〇星 拓海(IDEAL GYM)
×Ryusei.(T-KIX GYM)
判定3-0 28:26×3
※2R Ryusei.は左フックにてダウン、ローブローにより減点1あり
※3R 星はバックブローにてダウンあり

1R、星がカーフキックでペースを掴む。Ryusei.も良い攻撃を見せるが、星のバックスピン、左右のミドルキックの力強さが際立っている。

2R、ワンツー、左ミドル、飛び膝蹴りと攻撃の多彩さを見せる星だが、そこにRyuseiのバックスピンキックが下腹部に直撃。悶絶するほどダメージは深そうに見えるが、
星は根性で立ち上がる。
試合再開後も痛みを隠しながら上中下とバランスよく攻撃する星。残り30秒、攻撃を散らしながらの左フックで星がダウンを奪う。Ryusei.もダメージがある様子だが、立ち上がった所でラウンドを終える。

3R、開始と同時に膝蹴りを中心に攻めるのは星。そこに、もつれた流れでバックブローにてダウンを奪い返したのはRyusei.。すぐに立ち上がる星だが、若干ペースが落ちたように感じる。Ryusei.は前に出てのパンチ、星はキックを中心に攻め続け試合終了。

スピーディーでハイレベルな熱戦は、より的確に攻撃を当てていた星の判定勝ちとなった。

・第20試合KROSS×OVER PRO-KICK -57kg FIGHT 3分3R
〇林 寛太郎(バンゲリングベイ・スピリット)
×渦巻 DATE(Team DATE)
3R 1’25” KO 右ミドル
※渦巻は1、2,3Rにそれぞれ一回ずつ右ストレートでダウンあり。
1R、サウスポーの渦巻はサイドキックからのワンツー、対する林は右ミドルで応戦する。
林が右ミドルからインロー主体に切り替えると、渦巻がバランスを崩す場面も。残り30秒の所で、林が一気に距離を詰めて右ストレートでダウンを奪う。
2R、林は圧力を強めて前進すると、渦巻は苦し紛れの関節蹴りで凌ぐが、これが林の攻撃リズムを乱す。残り40秒、このまま終わるかと思われた所で再び林の右ストレートが直撃し渦巻がダウンを喫する。

3R、渦巻は変わらずサイドキックを多用し距離を取る作戦。林はお構いなしに距離を詰めて右ストレートでダウンを追加する。渦巻が何とか立ち上がり試合が再開するも、最後は林が鋭い右ミドルで倒し切った。

・第19試合KROSS×OVER PRO-KICK -53kg FIGHT 3分3R
×中澤 誠弥(PITBULL)
〇野村リトル知生(TEAM Aimhigh)
3R 1’4” KO ※左フック
1R、ローキックの探り合いから始まる。大きく試合が動かないと思いきや、キレのあるインローで効かせたのは中澤。野村はまだ手がでない。

2R、中澤のインローがローブローとなり試合が中断するも直ぐに再開。終始、中澤がリング中央で左右のパンチ、キックを当てて行く展開。野村はペースを掴めない。

3R、ポイントで上回っている中澤は、野村の攻撃を見て安全に打ち返していく。後がない野村は覚悟を決めたか、強い右ローからワンツーを放ち、下がった中澤に左フック一閃。立ち上がれない中澤を見てレフリーが試合を止めた。
野村がわずか4戦目にして、中澤誠弥を破る金星を挙げた!
今後のバンタム級戦前での活躍に要注目だ!

・第18試合KROSS×OVER PRO-KICK -60kg FIGHT 3分3R
×ウォームONE LINK(ONE LINK)
〇桃翔(T-KIX GYM)
判定0-3(26:28 26:28 26:29)
※2Rウォームへ掴んでの膝蹴りによる減点1、水まきやセコンドが規定より多く入っていることによる減点1あり。

1R、ウォームは緩急のある右ストレート、右のロー、ミドルで距離を支配し、蹴りをカットしようとした桃翔の軸足を刈って幾度も転ばせる。桃翔も攻めに出ようとするが、ウォームのクリンチと左膝蹴りによりペースを掴めない。

2R、桃翔のパンチラッシュをクリンチで凌ごうとするウォームに右ストレートを合わせると、スリップ気味ではあるがダウンを奪う事に成功する。焦ったウォームが前進すると、徐々に桃翔のワンツーも当たり出し始める。苛立つウォームは掴んでの膝蹴りを連発してしまい減点を貰ってしまう。

3R、逆転を狙うウォームは圧力を強め左ボディ、左膝蹴りを効かせると桃翔の手数が落ちる。ボディを効かされた桃翔も必死にパンチを返していくが、ウォームの執拗なボディ狙いは続く。それを試合終了まで何とか耐えきった桃翔が、ムエタイの強豪から勝利を挙げた。

次戦は昨年王座決定戦で敗れたハルク大城に再び挑戦か期待感が深まる。

・第17試合KROSS×OVER PRO-GIRLS KICK -52kg FIGHT 2分3R
〇NA☆NA(エスジム/元NJKFミネルヴァスーパーフライ級王者)
×小笠原 綾子(NEXT LEVEL渋谷)
判定2-0(30:30 30:29 30:27)
1R、先に左フック、右ストレートを当てはじめたのはNA☆NA。小笠原も力強くパンチを返していく展開。お互いに中間距離で強打をぶつけていく。

2R、開始直後から再び強打のパンチが交差する。馬力で上回る小笠原だが、テクニックでパンチを当てていたのはNA☆NA。終盤になると小笠原は鼻血で顔が赤く染まる。

3R、最終ラウンドもノンストップの打ち合い。お互いに一歩も引かない展開となる。打ち合いの中でも、NA☆NAはパンチを避けてからの左フック、右ストレートのヒット数で上回る。
男子顔負けの強打を持つ両者の意地のぶつかり合いになった激戦は、小笠原をボクシングテクニックで上回ったNA☆NAの勝利となった。
元NJKFミネルヴァスーパーフライ級王者の実力を見せつけ、勝利を飾った。

・第16試合KROSS×OVER PRO-KICK -67.5kg FIGHT 3分3R
×ヤン・マイケル(ルーマニア/ウエストスポーツ)
〇新井 惇之(カスタム)
判定0-2(28:29 28:29 28:28) 
※ヤンは1Rに右ストレートにてダウンあり

・第15試合KROSS×OVER PRO-KICK -59kg FIGHT 3分3R
〇白井 嶺虎(バンゲリングベイ・スピリット)
×ソラ(Pegasus Project)
1R 2’11” KO ※右ストレート 
※ソラはパンチ連打にてダウンあり

・第14試合KROSS×OVER KICK Sクラス -57kg FIGHT 3分2R
〇清重 真平(KSJ kickboxing gym/KROSS×OVER KICK -60kg Aクラストーナメント2023優勝)
×山下 明涼真(TSK japan)
2R 3’00” KO ※胴回し回転蹴り
※山下は-60kg RISE NOVA全日本トーナメント優勝実績があり、清重は3/5に行われた『KROSS×OVER KICK -60kg Aクラストーナメント2023』をノーマークから優勝候補を撃破し、決勝戦で胴回し回転蹴りで優勝した選手。

互いにトップアマチュア同士の戦いとなった。
序盤から山下がパンチで攻め、清重が膝からパンチへと繋げて互いに譲らない。
ヒット数では若干山下が上回るが、清重も被弾しながらも返していく。

このまま試合終盤となり、山下が試合コントロールで終了かと思いきや残り1秒ラスト胴回し回転蹴りを放ち山下に直撃。
そのまま衝撃のKO勝ちとなった。
清重は前戦のアマチュアトーナメント決勝戦に続き、前戦と連続して胴回し回転蹴りのフィニッシュで会場をざわつかせた。

勝負強さを見せつけ、待望のプロデビューが待ち遠しい衝撃的な勝利となった。

・第13試合KROSS×OVER KICK Sクラス -53kg FIGHT 3分2R
ジスタ(ONE LINK)
齋藤 拓夢(LARF)
判定0-3(18:20 18:20 18:19) 
※1Rジスタは右ストレートにてダウンあり

・第12試合KROSS×OVER KICK Sクラス -56kg FIGHT 3分2R
土谷 哲星(バンゲリングベイ・スピリット)
菅野 真央(TSK Japan)
※菅野の体調不良により中止

・第11試合KROSS×OVER KICK Sクラス -52kg FIGHT 3分2R
×桐生 颯(ロデオスタイル)
〇曽我 好健(健政会)
判定0-3(18:20 18:20 18:20)

・第10試合KROSS×OVER GIRLS KICK -50kg FIGHT 2分2R
〇新倉 沙希(TSK japan)
×江口 恵(チームティアラ)
判定3-0(20:19 20:19 20:18)

・第9試合KROSS×OVER GIRLS KICK A クラス -50kgFIGHT 2分2R
〇内藤 未宇(タイフーンクラブ)
×石渡 里恵(LARF)
判定3-0(20:18 20:18 20:19)

・第8試合(株)イサミpresents宿命12
DEAD HEATチャンピオンチーム
vs KROSS×OVER選抜 4対4 団体対抗戦

DEAD HEATアマチュア初代王者を迎え入れたKROSS×OVER選抜軍との団体対抗戦「 (株)イサミpresents 宿命 12」は、団体の意地と意地のぶつかり合いで場内大盛り上がりの中、両者譲らず2対2の引き分けとなり、近い将来、再戦する見通しとなりそうだ。

大将戦
KROSS×OVER MUAYTHAI -66kg FIGHT 3分2R
×麗桜(スポーツジム67’S/DEAD HEAT初代66kg級王者)
〇村松 寛昌(TSK japan)
2R 2’23” KO ※パンチ連打
※(株)イサミpresents 宿命12は、2-2のドローとなった。

・第7試合(株)イサミpresents 宿命12
DEAD HEATチャンピオンチーム
vs KROSS×OVER選抜 4対4 団体対抗戦
中堅戦
JUNIOR MUAYTHAI -36kg FIGHT 2分3R
〇松﨑 双獅(北眞舘/DEAD HEAT初代37kg級王者)
×髙木 修(MA楠誠会館)
判定3-0(30:28 30:28 30:27)

・第6試合(株)イサミpresents 宿命12
DEAD HEATチャンピオンチーム
vs KROSS×OVER選抜 4対4 団体対抗戦
次鋒戦
JUNIOR MUAYTHAI -32.5kg FIGHT 2分3R
×HARU(MIYABI GYM/DEAD HEAT初代31kg級王者)
〇北野ひなた(MA楠誠会館)
判定0-3(27:30 27:30 27:30)

・第5試合(株)イサミpresents 宿命12
DEAD HEATチャンピオンチーム
vs KROSS×OVER選抜 4対4 団体対抗戦
先鋒戦
JUNIOR MUAYTHAI -28kg FIGHT 2分3R ※レガースのみ着用
〇岩佐 昌(D-BLAZE/DEAD HEAT初代27kg級王者)
×幸志(OZジム)
判定3-0(30:27 30:27 30:27)

・第4試合 ムエタイスーパーファイト4大決戦
KROSS×OVER MUAYTHAI Sクラス -55kg FIGHT 3分2R ※肘なし
〇落合 靖将(モテるジム)
×菊間 優心(Bay side kid kickboxing gym)
判定2-0(20:19 20:19 19:19)

・第3試合ムエタイスーパーファイト4大決戦
JUNIOR MUAYTHAI -46kg FIGHT 2分3R ※肘なし
×西山 大翔(Team Beginning)
〇菊間 瑛太(Bay side kid Kickboxing gym)
判定0-3 28:30 28:30 27:30
※西山は2Rに左ストレートにてダウンあり

・第2試合ムエタイスーパーファイト4大決戦
GIRLS MUAYTHAI -45Kg FIGHT 2分3R※肘なし、レガースのみ着用
×SONA(MIYABI GYM)
〇ゆっPーJSK(健政会)
判定0-3(29:30 28:30 28:30)

・第1試合ムエタイスーパーファイト4大決戦
JUNIOR MUAYTHAI -31kg FIGHT 2分3R ※肘なし、レガースのみ着用
〇森 響斗(MA楠誠会館)
×和賀 来輝(OZジム)
※偶発的なバッティングにより森が負傷した為、3R12秒までの試合内容による判定
判定3-0(30:29 30:29 30:28)

・オープニングファイト第3試合KROSS×OVER KICK Sクラス -53kg FIGHT 3分2R
〇松崎 光輝(北眞館)
×大久保 祐(修徳会)
判定2-0(20:19 20:19 20:20)

・オープニングファイト第2試合KROSS×OVER GIRLS KICK -56kg FIGHT 2分2R
△安田 実夏子(バンゲリングベイ・スピリット)
△安東 美弥(OGUNI-GYM)
判定0-1(20:20 19:19 19:20)

・オープニングファイト第1試合KROSS×OVER GIRLSKICK -50kg FIGHT 2分2R
〇仲谷 梨理愛(ファイティスジムMSC)
×村田 萌衣(team NOVA)
判定3-0(20:19 20:19 20:19)

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